メニュー

医療保険の入院日数は何日?統計データからみた保険の入り方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

医療保険の入院日数は何日?統計データからみた保険の入り方

入院日数はどのように数えるのか?
病気やけがで入院すると、入院日数は何日くらいになるのか?

医療保険に入っている人も、これから入ろうとする人も、入院日数について疑問があるのではないでしょうか?

ここでは、そんな医療保険にまつわる入院日数の疑問を解消できるように、入院日数の数え方や厚生労働省の統計データをもとに病気別の入院日数を紹介しています。

特に、これから医療保険に入ろうとしている人は、入院給付金の支払限度日数(30日、60日、120日など)を何日にしたらよいかがわかるようになっています。もしものときに、医療保険があまり役に立たなかったとか、逆に過剰な保障をつけて保険料を無駄に払い続けてしまったといったことにならないように、この記事をお役立てください。

1. 入院日数の数え方

入院日数の話をするにあたって、まずは入院したときの入院日数の数え方をおさえておきましょう。

入院日数を数えるときには、日付と同じく午前0時が基準となります。午前0時から翌日の午前0までの間の滞在が入院1日です。日付をまたぐと入院日数が1日加算されます。また、丸1日でなく1時間の入院であったとしても入院日数は1日として数えます。

したがって入院日数は、入院した日と退院した日を含めてトータルで病院に在院した日数になります。医療保険の入院給付金もこの日数分受け取ることができます。

2. 統計データからみた入院日数の実態

どんな病気やけがで何日くらい入院することになるのか、厚労省の統計データから入院日数の実態を探ってみましょう。

2-1. 傷病別・年齢別の入院日数

厚生労働省が行っている「平成26年患者調査」から、傷病別・年齢別の入院日数をみてみましょう。

傷病全体、全年齢の平均入院日数は31.9日となっています。
傷病別でみると、アルツハイマー病が266.3日と非常に長くなっています。そのほか入院日数が長くなる病気は、脳血管疾患89.5日、慢性腎不全62.9日、高血圧性疾患60.5日などです。

年齢階級別で見ると、一部の病気に0~14歳の入院日数が長くなるものがあることを除くと、おおむね年齢が上がるほど入院日数が長くなる傾向にあります。

■傷病分類別・年齢階級別の平均在院日数

主な傷病 総数(全年齢) 0~14歳 15~34歳 35~64歳 65歳以上
<傷病全体> 31.9  8.4 12.0  24.4  41.7 
結核 58.7  32.8 40.7  65.2  58.4 
ウイルス肝炎 16.3  5.1 12.5  12.5  21.4 
胃の悪性新生物 19.3  5.5 12.1  13.9  21.0 
結腸及び直腸の悪性新生物 18.0  8.0 10.8  13.5  20.0 
肝及び肝内胆管の悪性新生物 18.8  47.8 12.1  15.8  19.3 
気管,気管支及び肺の悪性新生物 20.9  10.1 9.8  16.7  22.3 
乳房の悪性新生物 12.5  6.8  8.9  15.9 
糖尿病 35.5  13.0 14.1  20.0  47.4 
アルツハイマー病 266.3  217.8  267.4 
高血圧性疾患 60.5  8.9 11.0  13.8  68.4 
心疾患(高血圧性のものを除く) 20.3  30.5 10.2  9.0  23.7 
脳血管疾患 89.5  20.7 44.6  46.9  100.7 
肺炎 29.7  6.1 9.2  16.2 36.0 
喘息 10.8  4.9 5.9  8.4  29.0 
肝疾患 25.8  9.3 10.7  17.1  33.2 
慢性腎不全 62.9  46.8 15.9  35.0  72.0 
妊娠,分娩及び産じょく 7.9  5.0 7.4  9.3 
骨折 37.9  5.3 14.4  21.9  47.7 

傷病分類別・年齢階級別の平均在院日数

(出典)厚生労働省「平成26年患者調査」より

2-2. 入院日数の短期化

同じく厚生労働省の患者調査より入院日数の年次推移をみてみると、平成2年は傷病全体の平均が44.9日で、その後3年ごとの調査のたびに入院日数は短くなる傾向にあります。医療技術の進歩による入院日数の短期化や入院治療から通院治療への移行などが、その一因といえそうです。

平均在院日数の年次推移

(出典)厚生労働省「平成26年患者調査」より

3. 入院に備えた医療保険の入り方

医療保険の主な保障として入院給付金があり、医療保険に入るときには入院給付金を日額いくらにするかという決め方をします。しかし、入院給付金についてはもう一つ重要なことを決めなければなりません。それは入院給付金の支払限度日数です。

3-1. 1入院の支払限度日数の選び方

入院給付金には、1入院につき何日まで支払われるかという限度日数があります。この支払限度日数は保険商品によって違いがあり、一般的に30日型、60日型、120日型などがあります。

医療保険に入るときに、この支払限度日数が何日になっているかをあまり意識せずに加入する人もいますが、万一入院した場合に入院日数分をきちんと保障してもらうために、加入前に確認しておく必要があります。

結論から言うと、60日型を基準にしつつ、ある程度長期の入院にも備えられるようにするなら120日型くらいあると安心です。

それでは、その理由を順を追ってみていきましょう。

3-1-1. 最低でも60日はあった方がよい

1入院の支払限度日数をどう選ぶかは、1章でみてきた入院日数のデータが参考になります。
全体の平均は31.9日なので30日型でもよいような気もしますが、平均ということはこれよりも長くなる場合も十分にあるということです。

また、脳血管疾患89.5日、慢性腎不全62.9日、高血圧性疾患60.5日などのように病気によっては平均入院日数が長いものがあります。そうなると、30日型ではちょっと心もとない気がします。

現在、一般的に売られている医療保険は60日型が多いですが、いろいろな病気に備えるためには、やはり最低でも60日はあった方がよさそうです。

3-1-2. 長期入院リスクに備えるなら120日くらいあると安心

それでは、60日型では対応できないような長期入院についてはどう考えたらよいでしょうか?
患者調査の結果を見ると、入院日数が60日を大きく超える可能性がありそうなのは脳血管疾患89.5日、アルツハイマー病266.3日です。また上記表には記載していませんが精神疾患による入院も300日を超えるような数値になっています。

どんな入院にも必ず対応できるようにと考えると、支払限度日数をどこまでも長くしなければなりません。しかし、そうなると保障は厚くなりますが、その分保険料も高くなっていきます。したがって、どこかでバランスを取る必要があります。

アルツハイマー病や精神疾患は、症状が重く入院しなければならない状況であればとても長い入院が必要になることは想像できますが、実は、自宅療養などで入院をともなわないケースも多いのではないでしょうか?
そうなると、何がなんでも考慮しておかなければならないとはいえなさそうです。

ただし、脳血管疾患については、日本人の死因上位の病気であるとともに高確率で入院をともなうことになりそうなので、できれば保障を考慮しておきたいところです。

これらのことを踏まえると、入院給付金は120日型くらいはあったほうが安心といえます。

3-2. 入院給付金のトータルの支払限度

入院給付金には1入院の支払限度日数とともに、保険期間中にトータルで何日まで支払うかという限度も決まっています。これについては、現在良く売られている医療保険ではおおむね1,000日程度となっている商品がほとんどです。このくらいの日数があれば特に問題はないでしょう。

4. まとめ:入院給付金は60日型を基本に、安心を求めるなら120日型を!

厚生労働省の患者調査によると、平均入院日数は31.9日です。また入院日数は年々減少する傾向にあります。

このような統計データから判断すると、医療保険の入院給付金は60日型であれば多くのケースに対応できるといえます。そして脳血管疾患などで長期の入院になるケースまで考えるなら、120日型にすると安心できます。ただし支払限度日数が長くなれば保険料は高くなりますので、このあたりは、長期入院のリスクと保険料のバランスをみて判断するとよいでしょう。

※記事内容の利用・実施に関しては、ご自身の責任のもとご判断ください。
※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

あわせて読みたい関連記事

保険の疑問・お悩み
保険ショップで相談できます!

■全国1200店以上の保険ショップ
■WEBサイトで、かんたん検索
■希望の日時で予約も可能

LIFULL保険相談は、全国の保険ショップ・代理店と提携しています。保険ショップの場所や営業時間、取扱商品などを確認して、ご希望にあった店舗で、保険の相談・加入ができます。


保険ショップを検索する

保険ショップ・予約サイトの「LIFULL保険相談」