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がんの死亡者数・死亡率の増加とがん検診|がんの現状を知るシリーズ1

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がんの死亡者数・死亡率の増加とがん検診

近年、がんは日本人の死因の第1位となっています。そして、がんの死亡者数は増加しています。その一方で、がんは以前のように死に直結する病気ではなく、早期発見ができれば治る病気だとも言われています。はたして、私たちはがんという病気をどのようにとらえたらよいのでしょうか?

LIFULL FinTechでは、そんなふうに漠然と不安を抱いているがんという病気について、正しい知識を持っていただけるように、医療コーディネーターとしてがん患者さんの支援を行っている株式会社M&Fパートナーズ 代表取締役の高橋氏にがんについてのお話を伺いました。
お話いただいた内容は、今回をスタートに「がんの現状を知るシリーズ」として講演形式の記事でお届けしていきますので、どうぞお役立てください。

<講師のご紹介>

株式会社M&Fパートナーズ 代表取締役 高橋 義人

  • 略歴
    1988年明治大学卒業後、外資系大手生命保険会社に23年間勤務。
    現在はファイナンシャルプランナーとしてマネープラン作りや家計の見直しを行っている。また医療コーディネーターとしては、がん患者さんからの治療に関する相談に対して、様々な情報提供やアドバイス等を行うなど、がん患者さんへの治療支援活動も積極的に行っている。
    その他、セミナー講師として、マネープランやがんについての講演を年間100回以上行っており、累計のセミナー受講者数は5万人を超えている。
  • 講演テーマ
    「生きるためのマネーセミナー がんとお金の話」
    「最先端のがん治療とがんファイナンス」など

がんの現状を知るシリーズ第1回
「がんの死亡者数・死亡率の増加とがん検診」

(以下、講演形式でお届けします)

1.新たに「がん」と診断される人は年間100万人超!

20016年7月14日、国立がん研究センターは、2016年に新たにがんと診断される人の数が100万人を超えるという発表をしました。100万人を超えるのは初めてのことで、驚くべき数字です。

秋田県の全人口が102.3万人(2016年4月1日現在)なので、この100万人というのはそれとほぼ同じです。年間にこれだけの患者が増えていくのです。がんに罹患する方がどれだけ多いか、おわかりいただけるのではないでしょうか?

また、がんは日本人の死亡原因の第一位でもあります。
がんが日本人の死亡原因の第一位になったのは、1981年(昭和56年)のことですが、それ以降「がんでの死亡者数」と「がんでの死亡率(10万人あたりの死亡者数)」は増加し続けています。しかも国の予想では、この傾向は今後も変わらないようです。

だとすると、私たち個人レベルでも、がんのリスクに対する対策を考えることが必要となっているのかもしれません。

2.上昇の要因の一つは「がん検診」の受診率の低さ

先進国の中で、「がんでの死亡者数」と「がんでの死亡率」が増加し続けている国は日本だけだとよくいわれます。

なぜ、日本ではこの2つの数字が増加しているのでしょうか?

増加し続けるには様々な要因があると思われますが、大きな要因の一つは「がん検診の受診率の低さ」だといわれています。

日本では、以下の5つのがんの検診を受けることが奨励されています。

  • 胃がん
  • 肺がん
  • 大腸がん
  • 子宮頸がん
  • 乳がん

いかがでしょう? 皆さんは、これらのがん検診をお受けになったことはありますか?

厚生労働省の「国民生活基礎調査(平成25年実施)」によると、これらのがん検診の受診率は以下のようになっています。

■がん検診の受診率

検診名 受診率
男性 女性
胃がん検診 45.8% 33.8%
肺がん検診 47.5% 37.4%
大腸がん検診 41.4% 34.5%
子宮頸がん検診 42.1%
乳がん検診 43.4%

*子宮頸がん検診と乳がん検診は「2年に1度」の受診が奨励されているため、平成24年と平成25年の受診者数の合計から検診受診率を算出しています

(出典)平成25年国民生活基礎調査(厚生労働省)

検診率は、おおむね30~50%の間となっています。もっとも検診率が高い男性の肺がん検診でも47.5%と半分に達していません。

がん検診のなかでも、大腸がん検診(検便)は急増する大腸がんの早期発見に有効だといわれていますが、この結果をみるとまだまだ低い水準だといえます。また、子宮頸がんと乳がんも急増しているがんですが、これらのがんの日本の検診受診率はOECD(経済協力開発機構)加盟国のなかでも最低レベルとなっています。

このようなデータから、がん検診の受診率の低さと「がんでの死亡者数」や「がんでの死亡率」が増加していることとの関連性が推測できそうです。

3.早期発見のために「がん検診」は重要

もちろん、がん検診を受診すれば、必ずがんが見つかるという訳ではありません。

しかし、日本では年間に100万人以上ががんに罹患していて、37万人以上が、がんで死亡しているといわれています。また、公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2011」によると、乳がんの5年生存率はステージⅠ期(早期)で95.7%、ステージⅣ期(末期)では32.2%となっています。

がんは、毎年多くの人が新たに罹患していて死亡者も多い病気ですが、一方で、早期発見ができれば生存率は高い病気といえます。このことからも、がん検診を受けて早期発見につとめることがどれだけ重要であるか、おわかりいただけるのではないでしょうか?

がんは決して他人事ではありません。ご自身とそして大切なご家族のために、まずは検診を受診することからはじめてみてはいかがでしょうか?

編集後記

がんの現状を知るシリーズ第1回目として「がんの死亡者数・死亡率の増加とがん検診」をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
がんによる死亡者数や死亡率の上昇を防ぐため、そして何より自分自身ががんで命を落としてしまうことを防ぐためにも、がん検診を受けて早期発見につとめることが重要だということがよくわかりました。

今後もがんについての様々な情報を発信していきますので、どうぞご期待ください。

【がんの現状を知るシリーズ】
 ・ 喫煙とがんの関係|がんの現状を知るシリーズ2
 ・ 生活習慣(たばこ以外)とがんの関係|がんの現状を知るシリーズ3
 ・ 増加している乳がんの現状|がんの現状を知るシリーズ4
 ・ 大腸がん検診のすすめ|がんの現状を知るシリーズ5

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※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。

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