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  • 最終更新日:2018年05月31日

2018-08-06

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肺がんの治療とその治療費|がん治療を知るシリーズ2

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肺がんの治療とその治療費|がん治療を知るシリーズ2

がん治療を知るシリーズ第2回目は、肺がんの治療についてです。

肺がんは様々ながんの中でも死亡者数が多いがんです。さらに喫煙により罹患リスクが高まることも知られており、治療法や治療費の情報はもちろんですが、喫煙との関係についても正しい情報を知り、予防につとめることも大切です。

今回も、医療コーディネーターの高橋義人氏(株式会社M&Fパートナーズ 代表取締役)に、肺がんの基本的な治療法を伺いました。

<講師のご紹介>

株式会社M&Fパートナーズ 代表取締役 高橋 義人

  • 略歴
    1988年明治大学卒業後、外資系大手生命保険会社に23年間勤務。
    現在はファイナンシャルプランナーとしての活動とともに、医療コーディネーターとして、がん患者さんへの情報提供やアドバイス等、治療支援活動を積極的に行っている。
    その他、セミナー講師として、マネープランやがんについての講演を年間100回以上行っており、累計のセミナー受講者数は5万人を超えている。
  • 講演テーマ
    「生きるためのマネーセミナー がんとお金の話」
    「最先端のがん治療とがんファイナンス」など

がん治療を知るシリーズ
第2回「肺がんの治療とその費用」

(以下、講演形式でお届けします)

1.死亡者が多い肺がん

国立がん研究センターがん情報サービスのがん統計によると、2016年、日本で最も死亡者数の多かったがんが肺がんです。部位別死亡者数をみると、男性で第1位、女性も第2位となっています。
肺がんの死亡率は、1960年代から80年代に急増しましたが、90年代後半からは横ばいになってきています。男女別でみると、男性の罹患率・死亡率はともに女性の3~4倍になっています。

2.肺がんリスクは喫煙で高まる

喫煙は肺がんの発生に大きく関係しており、日本では男性の肺がんの68%、女性の18%が喫煙が原因とされています。さらに喫煙者の肺がんリスクは、非喫煙者と比べて、男性で4.5倍、女性で4.2倍と言われています。
また1日に吸うたばこの本数が多くなるほど肺がんに罹患するリスクは高まり、1日に40本以上吸う習慣のある人の肺がん罹患リスクは、まったく吸わない人の4.8倍以上にもなります。

3.肺がんの検査

肺がんの予防には禁煙が最も重要ですが、定期的に検診を受けて早期発見を心がけることも大切です。
肺がん検診では、胸部X線検査が行われます。また喫煙者に対しては、胸部X線検査と喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)を組み合わせた検査を行うこともあります。

胸部X線検査で異常が確認されたときは、胸部CT検査が行われ、さらに詳しく調べられます。それにより肺がんを疑うような結果が出た場合、気管支鏡検査、穿刺・生検、胸腔鏡検査などの精密検査が行われます。

また肺がんは他のがんよりも転移しやすいと言われており、あわせてCT、MRI、骨シンチグラフィ、PETなどを行い、脳や骨への転移についても調べます。

4.肺がんの検査費の目安

肺がんの各検査の費用の目安は以下の通りです。金額は10割の額なので、健康保険で3割負担の方が実際に支払う金額は、下記金額の3割となります。

検査費用の目安(10割)

■胸部X線検査 \2,900

■胸部CT検査 \16,000

■喀痰細胞検査 \5,500

■気管支鏡検査 \30,000

■穿刺・生検 \65,000

■胸腔鏡検査 \70,000

引用:「国立がん研究センターのがんとお金の本」(小学館)より

5.肺がんの分類と治療

肺がんには、0期~Ⅳ期の5つのステージがあります。がんの大きさやリンパ節転移の程度、転移の有無などにより各ステージに分類されます。そして治療法を決める際には、このステージとともにがん細胞の組織型も考慮して決定します。

また、肺がんは細胞の組織型により、大きく小細胞がんと非小細胞がんとに分けられます。
小細胞がんは、肺がんの10~15%を占め、悪性度が高いと言われています。一般的な治療法は、化学療法(抗がん剤治療)や放射線療法です。残りの85~90%は非小細胞がんです。一般的に早期の場合は手術を行い、進行度に応じて化学療法や放射線療法を併せて行います。

■非小細胞がんのステージごとの一般的な治療方法

ステージ 治療
Ⅰ期~Ⅱ期 手術 →術後に補助化学療法を行うこともある
リンパ節廓清(肺がんはリンパ行性転移が多いため)
※リンパ節転移のない早期がんは胸腔鏡手術を行うこともある
Ⅲ期 放射線療法と化学療法
※手術をする場合は術後化学療法も行う(再発・転移の予防)
Ⅳ期 <腹水・胸膜播種・遠隔転移がみられる場合>
 化学療法(手術や放射線治療は行わない)

※詳しい治療方法は専門の医師にご相談ください

一方、小細胞がんの限局型や非小細胞がんのⅠ~Ⅲ期で手術ができない場合などに、根治を目指した放射線治療を行うこともあります。この場合は、1日1回の照射を週5日(連続)行い、これを5~6週間継続します。

6.肺がんの治療費の目安

ここでご紹介した肺がん治療の費用の目安は以下の通りです。金額は10割の額なので、健康保険で3割負担の方が実際に支払う金額は、下記金額の3割となります。

治療費用の目安(10割) 麻酔・病理診断費含む

■肺葉切除術
治療費      \1,199,900
入院費(14日間) \2,010,000

■胸腔鏡手術
治療費         \880,000
入院費(5日間) \1,130,000

■根治的放射線治療
治療費(30回/60Gy)    \430,300
入院費(6週間)   \1,510,000

※入院費には治療費が含まれます。

引用:「国立がん研究センターのがんとお金の本」(小学館)より

編集後記

肺がんの治療費は、早期の非小細胞がんで通常の手術ができた場合で約100万円の自己負担が必要です。また、手術適用外のステージや小細胞がんで根治的放射線治療を行う場合は、60万円くらいの自己負担となります。しかも、この場合は長期の治療が必要で、仕事をしている人はその間働けなくなってしまう可能性があります。

前回の大腸がんと比べ、肺がんは治療費を含め経済的な負担が大きいことがわかりました。もしもの時のために、貯蓄や保険などで十分な備えをすることがとても大切です。

また、肺がんは喫煙によりリスクが大きくなることがはっきりわかっているがんなので、予防として、たばこを吸わない、間接喫煙にも気をつけるといった行動が有効です。

【がん治療を知るシリーズ】
 ・大腸がんの治療とその費用|がん治療を知るシリーズ1
 ・肝がんの治療とその治療費|がん治療を知るシリーズ3


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※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。

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