メニュー

車両保険はエコノミー型で十分か?補償内容や保険料を徹底比較

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

車両保険はエコノミー型で十分か?補償内容や保険料を徹底比較

車両保険には一般型とエコノミー型の2つのタイプがあり、新車購入や自動車保険更新のタイミングで、「そのどちらを選ぶべきか?」頭を悩ます人も少なくないと思います。どちらのタイプにもそれぞれメリットがありますが、なかでも「保険料を抑えたい」という方にオススメなのがエコノミー型の車両保険です。

ただし、気をつけておきたいのが、エコノミー型では補償されない事故があるという点。それを理解しておかないと、いざというときに後悔することになるかもしれませんので、きちんと確認しておきましょう。

今回は、車両保険のエコノミー型に焦点を当て、一般型と比較しつつ、その補償内容や保険料についてじっくり解説していきます。またエコノミー型の加入に適している人や、加入の際の注意点についても紹介していきますので、車両保険のタイプ選択について悩まれている方は、是非ともこの記事を参考にしてください。

1.車両保険のエコノミー型とは?

車両保険は自動車保険の補償の1つで、わかりやすく言えば「自車の損害を補償してくれる」保険となります。自動車保険の補償の中で、自車を守ってくれる唯一の保険になるので、加入を検討する人も多いと思います。

一般的に、車両保険は補償範囲の違いによって、一般型とエコノミー型の2種類に分けられます。

(1)一般型
相手側のある事故という限定がなく、自損事故に対しても保険金が出るタイプです。地震、噴火、津波といった自然災害を除けば、接触事故や当て逃げ、単独事故から自転車との接触までほとんど全ての車両事故が支払対象になるため、「オールリスク型」と呼ばれる場合もあります。

(2)エコノミー型
いわゆる自動車事故については相手側のある場合のみ保険金が出るタイプです。そのため、自損事故は補償の対象外となります。例えば他車との衝突、落書きやいたずらなどは補償されますが、ガードレールや電柱にぶつけたという単独事故や、当て逃げされて相手がわからない場合などは補償を受けることができません。一般型と比べて補償範囲が限定されている一方、保険料が安いというメリットがあります。

■一般型とエコノミー型の補償内容の比較

事故の種類 一般型 エコノミー型
他の車との衝突・接触  〇
落書き・いたずら
盗難
飛来中または落下中の
他の物との衝突
大風・竜巻・洪水・高潮
火災
当て逃げ ×
転覆・墜落 ×
自損事故(単独事故) ×
自転車との接触 ×
地震・噴火・津波 × ×

※エコノミー型では、相手車の登録番号等とその運転者または所有者が確認できた場合のみ補償

2.エコノミー型の保険料はどのくらい安い?

車両保険は、あくまで自動車保険のオプションの1つであり、絶対に加入しないといけないものではありません。そのため、自動車保険の保険料を出来る限り安くしたい場合には、車両保険に加入しないという手もあります。しかし、大切な愛車のためにはある程度の備えを準備しておきたい人は多いでしょう。

このように「愛車への補償は欲しいけど保険料はできるだけ抑えたい」という場合に、おすすめなのが車両保険のエコノミー型です。一般型と比較してエコノミー型は、補償の対象が限定される分だけ、保険料が大幅に下がるのです。では、実際にはどの程度安くなるのでしょうか?

例えば、40歳のAさんがトヨタのプリウス(型式ZVW51)を購入し、ダイレクト自動車保険B社の標準的なプランで、車両保険が保険金額320万円の一般型に加入した場合、保険料(1回払い)は97,420円です。一方、車両保険をエコノミー型にすると、保険料は65,840円となります。
また、40歳のAさんが日産のノート(型式HE12)を購入し、ダイレクト自動車保険B社の標準的なプランで、車両保険が保険金額230万円の一般型に加入した場合、保険料(1回払い)は110,500円です。一方、車両保険をエコノミー型にすると、保険料は75,560円となります。

■車両保険のタイプ(一般orエコノミー)による自動車保険料の違い

車種 一般型 エコノミー型
プリウス(型式ZVW51) 97,420円 65,840円
ノート(型式HE12) 110,500円 75,560円
≪保険料試算条件≫
ダイレクト損保B社の自動車保険
[自動車] 初年度登録:2018年3月/契約距離区分:9000km以下/使用目的:家庭用
[契約者] 記名被保険者:40歳/運転免許証:ゴールド/ノンフリート等級:6E等級/事故あり係数:0年
[運転者] 運転者の範囲:記名被保険者と配偶者/年齢条件:30歳以上
[補償] 保険期間:2018年3月1日~2019年3月1日/対人賠償・対物賠償:無制限/人身傷害:車内のみ補償型3,000万円/搭乗者傷害:なし/車両保険免責金額:5-10万円(車対車免ゼロなし)/特約:他社運転特約
[割引] インターネット割引、ゴールド免許割引、新車割引、本人・配偶者割引

この結果からわかる通り、一般型とエコノミー型の保険料では、年間で数万円もの差があるのです。

※上記保険料は、ダイレクト自動車保険B社のホームページで、2017年12月21日に見積りを行った結果を記載しています

3.エコノミー型の注意点

一般型と比較してエコノミー型は保険料が大幅に下がることはわかりました。しかし一方で、補償の対象が限定される点については注意が必要です。

エコノミータイプの主な補償範囲をまとめたのが下表です。

■エコノミー型の車両保険の補償範囲

補償対象 自動車との事故、盗難、飛び石、落書き・いたずら、火災、台風・竜巻・洪水・高潮
補償対象外 自損事故、当て逃げ、自転車との事故、転覆・墜落、地震・噴火・津波

エコノミータイプでは、自動車との事故のほかにも盗難や飛び石に対しては補償が効きます。一方、一般型であれば補償対象となる自損事故や当て逃げ、自転車との事故などが補償対象外となってしまいます。

運転歴の浅い人や運転が得意ではない人にとって、自損事故が補償されないというのは心理的なプレッシャーにつながるかもしれません。「ぶつけてはいけない」という過度なプレッシャーは運転中のストレスにつながる恐れがあります。

また、運転には自信があるという人にとっても当て逃げは不可抗力で防ぎようがありません。そのため、エコノミー型を選ぶ場合は、当て逃げにあったときは「運が悪かった」と諦める覚悟が必要になります。しかし、高級車になると、少しこすっただけでも、修理費が数十万円かかってしまうことも珍しくありません。

こうして検討してみると、運転に自信がない人や新車・高級車に乗っているという人には、エコノミー型の補償内容は物足りない場合が多く、一般型の車両保険を選ぶ方が賢明と言えるかもしれません。

4.エコノミー型に向いている人

もちろん「保険料を抑えたい」という人にとってはメリットの大きいエコノミー型ですが、補償内容の狭さがネックとなり、必ずしも誰にでもおすすめできるわけではありません。

それでは、エコノミー型はどのような人に向いているのでしょうか?
簡潔に言ってしまえば、エコノミー型に向いているのは「車の運転に慣れている人」です。電柱やガードレールに追突するような、自損事故を起こす心配がないという運転の腕に自信のある人は、一般型と比べて保険料の安いエコノミー型を選ぶのもよいでしょう。ただし、運転に自信があるという人でも過信は禁物ですし、当て逃げは防げません。自損事故や当て逃げのときの補償は不要と割り切って、とにかく保険料を安くしたい人に向いています。

ただし安さだけを追いかけるのではなく、本当に当て逃げなどの場合に補償がきかなくてもてもいいのか、よく検討してから加入することが肝心です。

5. まとめ:エコノミー型はメリット・デメリットをよく理解して加入しよう

ここまで説明してきた通り、車両保険のエコノミー型にはメリットだけではなくデメリットもあります。エコノミー型の「保険料が安い」というメリットが魅力的なことは確かですが、そこだけをみて、「補償内容が狭い」というデメリットへの検討をしないまま、加入を決めてしまうのはよくありません。

保険料が上がることをふまえても、一般型を選んだほうが良い場合も実際に多くあります。エコノミー型を選ぶ場合は、自らの運転の力量や車の利用方法などを念頭に入れつつ、補償内容についてよく検討することがなによりも重要になります。

※記事内容の利用・実施に関しては、ご自身の責任のもとご判断ください。
※掲載している情報は、記事公開時点での商品・法令・税制等に基づいて作成したものであり、将来、商品内容や法令、税制等が変更される可能性があります。また個別の保険商品の内容については各商品の約款等をご確認ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

あわせて読みたい関連記事

保険加入のお悩みは
お気軽にご相談ください!

■どんな保険がよいか知りたい
■そもそも保険は必要なの?
■今の保険を見直したい

LIFULL保険相談では、このようなお客様のお悩みに丁寧にお答えし、無理な勧誘のない保険ショップをご案内しています。これまでに相談された方の声(体験談)や相談事例はこちら


保険相談の事例を見る

保険ショップ・予約サイトの「LIFULL保険相談」